障害年金をもらうと老後の年金は減りますか?
障害年金のデメリットとして、将来の年金が減るのでは?といった質問を受けることがあります。
結論から申し上げますと、障害年金を受け取ったことを理由に、将来の老齢基礎年金が減るということはありません。
ただし、法定免除によって保険料が免除されることにより、少なくなる場合があります。
法定免除とは?
2級以上の障害年金を受給する場合、国民年金の第1号被保険者は年金保険料が法定免除となり、保険料を納付する必要がなくなります。
法定免除期間の老齢基礎年金の額は、2分の1で計算されますので、保険料を納付していた場合と比べて、将来の年金額が少なくなります。
老齢基礎年金の減額を避けるには?
法定免除に該当した場合でも「国民年金保険料免除期間納付申出書」を提出することで、保険料を通常納付することが出来ます。
保険料を納付することでの現時点での負担と、老齢基礎年金が少なくなることでの将来的な負担、これらのバランスを考えて検討する必要があります。